アメリカ英語tの発音は5種類もあります!発音しないtやフラップt、舌の位置などを理解して、英語のリスニング&スピーキング上達‼ネイティブ英語が聞き取れない問題を解決する勉強法☆

tの発音の仕方にいて、アメリカ英語独特の発音の仕方を動画で紹介。アメリカ人講師の映像や音声、それにイラストで習得し、ネイティブ英会話のリスニングを上達させましょう‼

アメリカ英語の5種類のtの発音を習得する動画教材(音声・映像)

①通常のtの発音:アメリカ英語上達法

tのスペルが含まれるどの単語でも、通常のtの発音はあります。

例:top, talk, best, etc.

②息を強く吐くtの発音

通常のtの発音とは異なり、息を強く吐くtがあります。例えば、topの場合、発音記号で表記すると/tɑːp/となりますが、/tɑː/の部分で息を強く吐くことがあります。

自然とそういう発音になる場合もあれば、発音の印象が良くなるためにそうする場合もあります。

③舌で弾くtの発音

tの発音が、硬口蓋を舌で弾きながら軽いdの発音になる場合もアメリカ英語には多いです。例えば、waterの発音は、発音記号では/ˈwɔːtər/となりますが、/tər/の部分でこの発音になります。

舌で弾くtは日本語のラ行なのか?

舌で弾くtを「日本語のラ行と同じ」という意見を散見しますが、日本語のラリルレロは硬口蓋に舌が軽く当たるのに対して、ここで言う「舌で弾くt」は硬口蓋を舌で明確に弾きます。口元の動きとしても、発音としても異なりますのでご注意ください。

アメリカ英語のwaterの発音を、カタカナで「ウォーラー」や「ワーラー」のように覚えてしまうと、リスニングでは「なんかイマイチ聞き取りづらい」、スピーキングでは「ネイティブに伝わりづらい」という問題が解消されないままになってしまいます。

④喉元で音を止めるtの発音

喉元で音を止めるtの発音は、喉で音を飲み込むようにします。例えば、important(発音記号:/ɪmˈpɔːrtnt/)は、1番目のtの部分で、音を飲み込むようにして喉元で音を止めます。

⑤舌で音を止めるtの発音

舌で音を止めるtの発音は、tの時に舌を上の前歯の根元に当てて音を止めます。例えば、startという英単語の場合、最後のtの時に舌を上の前歯の根元に当てて音を止めます。

補足:発音しないt:サイレントtの法則

舌で音を止めるtと、発音しないtは似ていますが、発音の仕方は異なります。例えば、tentaclesの場合、2番目のtはまったく意識されずに発音されなくなります。音を止める分の空白時間が少しあるのか、全くないのかの違いがあります。

tの特殊な発音記号

このようなアメリカ英語のtの発音の違いを、特殊な発音記号で/tʰ/、 /ɾ/、/ʔ/のように表記される場合もありますが、まだ英語辞書や教材などで一般的に普及しているわけではありません。(A.D. 2025年5月5日時点)

アメリカ英語のt発音特殊な発音記号英単語例IPA表記
息を多く吐くt /tʰ/ top/tʰɑːp/
舌で弾くt/ɾ/water /ˈwɔːɾər/
喉元で音を止めるt/ʔ/important/ɪmˈpɔːrʔnt/

まとめ

このページをここまで読まれた方は、英語の発音に関してものすごく興味関心が高い方に違いありません。

英語の発音を習得すると、ネイティブが話す自然な英語が聞き取りやすくなりますし、英語圏の方々に自分が話す英語が伝わりやすくなります。

また、ネイティブの英語をはっきりと音で聞き取っていると、自然な英語のリズムが身に付き、自分が英語を話したり、英文を書いたりするときに、フレーズとして英語が出てきやすくなります!

さらには、英文を読解するスピードまで速くなるので、「読む、書く、聞く、話す」という英語4技能をバランス良く上達させることが可能となります‼

アメリカ英語のtの発音を習得することによって、ぜひこのような英語のsound学習の威力を体感して下さい☆